地上の楽園で永遠に生きるーJWが語る ハルマゲドンとこの世の終わり

【地上の楽園で永遠に生きる-JWが語る ハルマゲドンとこの世の終わり 1】

JWが 聖書を学ぶー家庭聖書研究と呼んでいます。ーのに 使用する本は、今は

“聖書は実際に何を教えていますか”ですが、私が学んだ頃は “あなたも地上の楽園で永遠に生きられます” という本でした。堅表紙の赤い本で 200ページ以上あったと思います。“教え”の本と比べると 読み応えのある 難しい本で、家庭聖書研究が終わるまでスムーズに進んだとしても 週に一回×二時間×二年くらい 時間がかかりました。

その期間に 学んだ事に 調和した行動(喫煙習慣があるなら禁煙する、同棲しているなら結婚するか 別れるか決断する)が 求められますし、集会に定期的に出席して 聖書教育活動に参加できるようになることも 求められます。

バプテスマを受けて エホバの証人になり、奉仕活動に出て 聖書に書いてある言葉を紹介しようとすると、家の方に 「クリスチャンには 俺は なれへんで。」と言われることを 大抵のJWは経験するのですが、心の中で こう思います。“本読んだり 寄付したりするくらいでは なれないから。おじさん、ほんまに 私 大変やってん。”と。

ハードルが高いほど 跳んでみたくなるのか、ロミオとジュリエット現象なのか解りませんが、ともかく研究生になると 次々 課題があるので ジェットコースターに乗せられているように 突き進むしかなくなるのです。

 そして、行動の求められ方も過剰であるように、その内容も “ぶっとんで”います。

この 地上ー地球上ーから、戦争・犯罪・病気・死さえなくなり 永遠に 老化もせず 丁度良い年齢のまま 生きる。楽しく 仲良く 永遠に 生きる。というのです。

はあ、それを信じたの あなたは…? まさか、それを信じれるあなたは 充分 変な人やん…。と 思いますよね。でも、一つ一つの事に 一応 きちんとした 聖書の言葉と説明があるのです。今の時代の 不公平で 不平等で 弱肉強食 強いものが勝つ

お金が全て 、こんな時代に疲れた人には ぴったりの 希望なのです。

もう少し 詳しく 説明させて下さい。そうすれば、夫も私も ちょっと変かも知れないけれど まあまあ普通の範疇に入ると ご理解頂けると思います。(人間って 皆 ちょっとずつ変わってて ちょっとずつ変ですよね?人間のスタンダードって 誰なんだろう。私が人間代表ですっていう人に なれたら意外と つまらないかもしれない…。)

今日は 脱線ばかり してますね。ごめんなさい。

エホバの証人ー聖書研究者の近代の歴史は 1800年代後半に遡ります。聖書を読んだ チャールズ・ティズ・ラッセルが 聖書の解き明かしの矛盾に気づき 聖書研究会を開くようになります。1879年に 現在の ものみの塔誌の前身、“シオンのものみの塔およびキリストの臨在の告知者”を創刊します。1884年に 宗教法人『シオンのものみの塔冊子協会』ー現在の『ものみの塔聖書冊子協会』設立し 会長に就任します。

こうした 歴史も 集会に出席するようになると 少しづつ 学ぶのですが、家庭聖書研究では、最初 “教え”と呼ばれる 聖書の手引書を 配布されます。(私の時は “あなたも地上の楽園で永遠に生きることができます” でした。)そして、聖書が 神様の考えを記した特別な本ー神様からのメッセージ、それも これから起こる ハルマゲドンを生き残るための レスキュー本だと 教えられます。最初は 聖書は貸してくださるのですが、聖書手引書の各章には 聖句がたくさん載せられていて 聖書を開きながら 勉強するので、すぐ 自分の聖書が欲しくなります。その頃 調度タイミング良く 聖書もくださるので、赤鉛筆で 聖句に線を引いたり 手引書の各章にある答えの部分に線を引いたり 勉強は 楽しくできるように 工夫されていると思います。

今の聖書研究の内容は と言っても 私が所属していた 二年ほど前までの 記憶なのですが、

手引書で学ぶ内容は 

 ♥1ー神様について

聖書の神様は YHWHという 名前を持つ 全知全能 唯一の神である。

全ての物 宇宙も地球も人間も 創造された方である。聖書はヘブライ語で書かれていて YHWHを何と発音していたのか ヘブライ語には母音表記が無いので正確な発音は今は解らないが、ヤハウェと呼ぶ国もある。日本では “エホバ”と発音しよう。大切なのは、その方が ご自分の名前を YHWHだと 聖書の中で自己紹介し、そして 人間を自分の子として愛しておられるので、人間の方から神に その名前を呼んで 近づくことである。神様が そう望んでおられる。

 ❤2ー聖書について

神様を 社長に例えるなら 聖書は 秘書に書かせた手紙だ。人間の中から その時代場所に相応しい人を選んで 聖書筆者として用いた。聖書は66冊の本を集めたものです。その中には

宇宙の始まり

アダムとエバについて

エスキリストについて(ミカエルと呼ばれる天使ー後に地上に人間として産まれ人類のために命を差し出した神の子)

神と契約したイスラエル国民の存亡の歴史ー神の契約の民 選ばれた民族が 神に背き 契約の民から流浪の民へ そして契約が解かれるまでの歴史について

神がこの地上の事柄に関与されない 異邦人の時について、そして その異邦人の時が終わり いよいよ この悪い時代が終わり 神の怒りの日 ハルマゲドンが始まることについて

ハルマゲドン後 1000年統治と呼ばれる 復興の期間について、その後 神様が最初に予定していた地上の楽園での幸福な生活について

 等々 記されている。

 ❤3ー神様が作った楽園に なぜ罪と死が入り込んだのか、アダムとエバの反逆について

神様は ご自分と似る者として 肉体を持たないー天使ー(その最初の創造がミカエルだった)ミカエルと他のご自分に仕える多くの天使を 創造された。後 宇宙を創造し 地球を人間の住処として 置いた。宇宙に 水や空気といった人の存在に不可欠な物がふんだんに備えられているのは、偶然ではなく 最初から人の住まいとして地球が設計された住居だからである。そして、その地上の一部を楽園としーエデンの園と呼ばれるーそこで最初の男女アダムとエバを創造された。エデンの園には たくさんの木の実がなっており 人間は 木の実をふんだんに 食することができた。アダムとエバには 動物の世話をしながら 子どもを作って楽園を広げていく やりがいのある仕事も与えられていた。神様は 人間を愛しておられたが 人間の方からも 神様を愛し愛を動機としてそのご意思に従うことを形として示すことが求められた。神様は エデンの園に 一本の善悪の知識の木を置き その木の実を食べないことで 神への愛と従順を表すようにアダムに命令された。アダムはその命令をエバに伝えていた。

しかし、神様に仕える天使の一人が 神様に代わる地上を支配し人間を従える存在になろうと神への反逆を企てた。そのものは エバに近づいて言葉巧みに誘惑し アダムとエバは善悪の知識の木の実を食べた。こうして 完全さを失った最初の男女は、不完全な者となってしまった。罪の結果として 人間は 完全さを失い 悪を行うこと 病気になること そして老化しやがて死を迎える存在となったのである。アダムとエバの不完全さは 歪んだパン型からは 歪んだパンしか焼けないように、子孫にも伝わった。人類は 最初から死ぬものだったのではなく 死が罪の結果として 人類に入り込んだのだ。

❤4 罪と死を人類から取り去るために遣わされた 神の子羊 イエスキリストについて

❤5 1914年から始まる この世の終わりと ハルマゲドンについて

次回 書きます。