昨日、うらみちお兄さんを見たら…

【昨日 うらみちお兄さんの第3話を見たら、エホバの証人が出てきた】

うらみちお兄さんのマンションの部屋をピンポンして出てきたうらみちお兄さんに

「あなた、神を信じますか?」と尋ねる女性二人がアニメに描かれていました。あっ、これエホバの証人?って思いながら見たんですけど。

いきなり“あなた、神を信じますか”から布教活動するエホバの証人はいないと思います。でも、家で寛いでいる時に知らない人が突然訪ねてきて、宗教というプライベートな話題を振られたら、誰でも驚きますよね。(コロナの流行の影響を受けて、今は 家を訪問する布教活動は 本部から禁止されています。少なくとも去年最初の緊急事態宣言後 程なくして、家を訪問することを控えるようにという本部からの指示がありました。その後、会衆を離れていますので、今後再開するのかどうかはわかりませんが。)

エホバの証人は、この感染症の大流行も、1914年から始まってハルマゲドンが始まるまでの期間を示す預言の一つが成就した証拠だと思っています。聖書のマタイやルカ書に、“この事物の体制の終結のしるし”として、“戦争” “地震” “疫病” “愛が冷える”  “不法が増す” と、列挙されているのです。この感染症の大流行は まさしく“疫病”であり、エホバの証人は、「うわぁ、終わりは近い。ハルマゲドンはもうすぐだ。」と色めき立ちました。そして、早くこのことーこの悪い時代がもうまもなく終わること、悪い時代を終わらせるために、エホバ神がハルマゲドンを起こすことを、まだ知らない人達に伝えに行かないといけないと真剣に考えています。私は、この感染症の流行が終息することを心の底から待ち望んでいますが、同時に感染症の流行が終わった後のエホバの証人の活動を恐れてもいます。“ピンポン、ピンポン、うっとおしい…と。”

家族で離れている私たちのような元信者には、友人が何人かはいるので、離れた直後は手紙が入っていたりお菓子が門扉にかかっていたりしました。でも、感染症が流行しているので集会はzoomですし、奉仕活動も無いので(集会以外に zoomで繋いで奉仕のための集まりがあるようなことも聞きましたが、電話証言も電話番号簿の数が足り無いようなので どうされているのでしょうか。)引き留められたり、離れる理由を聞かれることが無くて エホバの証人を辞めたというより、うまくフェードアウトできたという感じです。もし、エホバの証人でいることに疑問を持ちながらも離れそびれているなら、集会がzoomで行われている今がお勧めです。エホバの証人は仲間同士が家族だと思っていますし、普段知らない人の家を訪問するのに突然訪問することが当たり前になっているので、仲間の家も突然行くのです。私は、突然家に来られるのが 本当に嫌でした。奉仕で区域の方の家に突然行くのは、その人に連絡する術が無いからで、親しくなれば当然連絡先を交換して 訪ねていい日時を聞くはずです。それならば、同じエホバの証人同士で連絡先を知っているのなら なぜ 今から言っていいのかラインしないのでしょうか。また、手紙がポストに入っていたりといっても 切手を貼ってある郵便で届く手紙では無くて、自分でポストにいれた手紙です。エホバの証人は、布教活動で家に行き 少しでもお話できた方には 再訪問といって 聖書の言葉をカードにしたり ものみの塔誌というエホバの証人の発光している聖書教育雑誌から 役立ちそうな言葉を抜き書きして短い手紙を書いて お渡ししに行くので、手紙は自分で届けるものだと思っているのかも知れません。単純に家が近くて手紙を自分で届けられるのに切手を貼るのはもったいないと思うのかも知れません。家の方には お届けするのは当たり前というか、できればお会いしたいので家まで届けるのは当然なんですけど。(大前提として奉仕で突然お会いした方の名前は知らないから、手紙を郵便で出すことはできないですよね。)

でも、聖書の布教という奉仕の活動は、神様に捧げる貴重な時間の貢物です。ならば、そこに少し離れているとはいえ もう聖書の内容は知っている信者への訪問を 混ぜこまないで欲しいと願っています。いくら、聞いてくれる人が少なくて奉仕の時間が短くなるとしても、ついでには来ないで欲しいのです。何があったのか、納得して自分の好奇心を満たすためだけの訪問も 嫌ですけど。

この感染症が終息した後、また家を訪ねる布教が再開されたとしても、誰も来てほしくない、そう心から願っています。

確かに、私もかっては 布教活動に参加していました。それはもう間もなく この地球上の悪を全て無くすために、神様が“ハルマゲドン”という戦争を起こすので、そのハルマゲドンを生き残るためには聖書を学んでエホバの証人にならなければいけないからです。聖書は 人類を ハルマゲドンから救うための本、サバイバル本なのです。

神様は ご自分に背いたアダムとエバの子孫…今現在地上で生きている人間すべて…エホバの証人以外は 悪魔とその手先を滅ぼす時に 同時に滅ぼされます。悪魔と配下の悪魔の手先 悪い霊者と共に 滅びたくなければ、聖書を学んで その基準ー神様の基準に生き方を合わせることが必須なのでー聖書は迫りくるハルマゲドンの滅びを逃れるための道筋が示されている 緊急脱出本なのです。エホバの証人はそう理解しています。その基準にそった生き方ーつまりエホバの証人になって、神様への信仰を保ち、本部や本部に用いられている長老の指示に素直に従う事が、神様の戦争-ハルマゲドンを生き残るための唯一の条件なのです。

私が、エホバの証人と聖書を研究しようと思ったのは、この不公平な時代がいやだったからです。悪いことをしても上手く逃れてしまう人がいる。そういう悪いことを行った人は、来世ではきっとその報いを受ける、みたいな 輪廻の考え方は納得がいかない。だって、生まれ変わったその人は 過去の悪行なんて覚えてない。えっ、私何にも悪いことしてないのに なんでこんなについてないの。あっそっか、私が 前世で悪いことしたからやって、そんなん 私と違うー。私やけど、私と違う…って 思います。

だから聖書を学んで、人間には 生まれ変わりは無くて、その人にはその人の行いに応じて 良い報いと悪い報いがある、今 このもともとは 神様が創った世界だけれど、人間の先祖 アダムとエバが 悪魔に唆されて神様に背いてから、悪が人類史に入り込んで もう6000年以上たち、今 地球上は悪で溢れている、神様はもう間もなく行動を起こしてくださる。人間が神様から預かったこの人類の家である地球を、戦争や大気汚染で滅ぼしてしまう前に…。

その 神様の戦争ーハルマゲドンは、地上から全ての災いを一掃し 神様に従う正しい生き方を選んだ神の契約の民だけが生き残る。悪い人は、その時 必ず 滅びると聞いて ほっとしたのです。

新しい天と新しい地には、義が宿る…と 聖書に書いてあったから。だから、私も奉仕をしました。聖書を学んで 一緒に楽園で生きたかった。

奉仕の集まりで よく使われた例えが “消防士”でした。消防士は 火事だと聞くと、朝でも 夜でも 家に飛び込みます。お家の方は、自分の家の家事に気が付いていないので、びっくりしますが、命がかかっているのです。火事だ、と教えてあげなさい。

ハルマゲドンは近いのです。命がかかっています。命を助ける業なのです。

そう 教えられたので、突然 家に来られるのは 嫌いな私でしたが、奉仕活動は参加しました。(奉仕の仕方に疑問がある場合は 私は私にあったやり方で奉仕に参加しようと思っていましたので、エホバの証人のやや強引な奉仕活動にすべて賛同できたわけではなかったのですが。エホバの証人の強引な奉仕については また 後日書きますね。)

 

ハルマゲドンは、1914年から 一世代の間に来るはずだったのです。1914年に

バプテスマを受けてエホバの証人として 神の契約の民として活動していた人が

生存している間に 神の大いなる日の戦争ーハルマゲドンは来るはずでした。

2000年初めに、ものみの塔聖書冊子協会ーエホバの証人の本部は アメリカにありますが、その統治体のメンバーは 神の霊感を受けて 聖書の理解が深まったとして、世代の見解に変更を加えました。1914年生きていたエホバの証人から 直接教え指導を受けることができた人、その人が生存している間までを一つの世代と考えると変更したのです。

おじいちゃんから 孫やひ孫に続く世代まで 一世代と数える、それは ゆっくりたくさんの人に聖書に親しむ機会が与えられていいかもしれない。でも 自分が生きている間にハルマゲドンが来ると信じて、家も仕事も捨て 年金も保険もかけず、今老後を迎えて まだ終わりは来ないのかと 実際の生活に困っているエホバの証人が たくさんいるのも 事実なのです。

本当に 聖書が神様からの手紙なら、いや もしかしたら 聖書が間違っているのではなく、聖書を理解するその人達が間違っただけだとしても、エホバという名前を持つ神様が唯一誠の神で、エホバの証人がその神様が用いておられる神のこの地上のただ一つの組織だというならば、その 世代の見解だけは 間違ってはいけなかったのではないのか と 思うのです。人間のこの地上での生涯には、寿命があり 限りがある。

 

また、家族の誰かが エホバの証人として生きるという事は、家族の中で分裂をきたすことにもなる。エホバの証人と聖書を学んで、ご主人から大反対を受け 子どもと離されて離婚を選択させられた信者の方が います。子育てを終えてからでも まだ 間に合った…自分が学んだ頃は、もう明日にもハルマゲドンが来ると言われたけれど…反対したご主人も亡くなり、子どもはとっくに巣立ち、そのエホバの証人の姉妹は ただ

鬱々と失意のまま 病気で亡くなりました。

ある家族のご主人は、休日は奥さんと子どもと遊びに出かけたい方でした。妻が子どもを連れて聖書の集会に行くので、ご主人は寂しくて堪りません。でも、20年たち、30年たち、子どもはエホバの証人になった子もいれば、離れた子もいます。ただ、夫婦の距離は ずっと 離れたままです。

我が家はたまたま 家族で学べて良かったと 心から思います。