【宗教とお金】

【宗教とお金】

エホバの証人になって 寄付を強要されたことは ありません。。

ただ、最初に私がものみの塔と目ざめよという 宗教雑誌を配布された時は、一組150円だったように記憶しています。開拓者は 王国会館というエホバの証人の集会所で 一組100円で雑誌を受け取ります。野外で 一組150円の寄付と交換で雑誌を配布できれば、一組50円の差額が 交通費の足しになるのです。伝道者は王国会館で雑誌一組を150円で受け取るので 雑誌を何冊配布しても “もうけ”にはなりません。本は 400円、聖書は いくらか少し記憶に残っていませんが、すべて引き換える寄付の値が決まっていたと思います。

しかし、私がバプテスマを受ける頃には もう 完全寄付制になりました。

『銀はわたしのもの、金はわたしのものであるーとエホバはお告げになる。ハガイ2:7』

という 聖句を 裏付けにしています。

そもそも このハガイの聖句は、1879年に ものみの塔ー当時はシオンのものみの塔ーの出版が開始された時、その紙面に載せられていたそうです。そこには、“この雑誌はエホバが支持者であると信じる。そうである限り、この雑誌は人間に支持を乞い求めたり懇願したりはしない。金と銀は我が物であると言われる方が 必要な資金を供給しないなら出版を中止するときである。”と ありました。

 

しかし、配布方法については 違ったようです。外国や昔のことは知りませんが、日本では 1990年頃までは、寄付について説明していたからです。無償だと思い雑誌を受け取った後で 寄付の話をされて 150円要るの?と思いながら 財布からお金を出した人も 沢山いたと思います。

私もそうですが、寄付を乞うているような形になるのは 不本意だと思い 自分では雑誌一組につき150円王国会館で支払っていても 野外では 寄付の話は親しくなるまでは しないクリスチャンも多かったと思います。

王国会館の維持管理については、集会で 今月の会計報告として寄付いくら、支払いいくらと読み上げられるので、バプテスマを受ける頃には 大体自主的に 月にいくらと 決めた額を 寄付箱に入れるようになります。

私が この 組織に疑問を 持ち始めたのは、今住んでいる地域の会衆に交わり出してからですが、ずっと以前に 集会で 成員一人当たり 月に~円くらい寄付すると 光熱費等諸々の費用が支払えると 発表されたことがあります。

えっ、“金はわたしのもの 銀はわたしのもの” なんじゃないの…。この会衆が維持できないなら この会衆は要らないと エホバは 思っておられるんじゃないの。と 感じて違和感がありました。

こんな 発表 明らかに良くないし、それ 誰も止めないの…。それを、若い兄弟に言わせているのも ショックでした。後で尋ねたら、長老に言うように命令された、と…。  

この会衆は 本当に 謎がいっぱいあります。でも、周りも同じようなもので、たまたま 解りやすく エホバの証人の問題点が 浮き彫りになっているだけだ と 感じるのです。

エホバの証人は 基本的に 寄付を強要はしません。ただ、毎月会計報告はありますし、集会で年に一回 活動を支える寄付について 話が扱われます。

今はしていないだろうけど、親睦会のような集まりでは、食事の提供を取り決められます。集会も奉仕も清潔な服装を求められます。女性はお化粧必須です。費用はそれなりに掛かる気がします。