【危ない宗教5選の中に入っていた宗教に所属していた】

【危ない宗教5選の中に入っていた宗教に所属していた】

YouTubeで 危ない宗教5選ーという動画を見ると、エホバの証人が入っていたので見たのですが、信者である間は エホバの証人に反対する動画・記事・その他諸々、全て信仰を覆さそうとする 悪魔サタンの側の勢力の陰謀であると、教えられているので 普通の信者は全く見ません。

(神様は いつも すべての事を見ておられると 教えられているので、安心でもあるし怖いことでもあるのですが、守られている感はあります。)離れてみて 初めて ネットでの情報を 見たり読んだりしたのです。共通して書かれているのは 輸血をしない事、投票しない事、で過激な宗教である。しかし、一人一人は 良い人だという点です。個人の生活の中で 親切であること・社会の規則ルールを守ること・良い夫良い妻良い子どもとして責任を果たすこと 等 教えられるので 過激な宗教の割には ごく普通の人が多いと感じます。

昨日 YouTubeで見た中で 親がエホバの証人の場合 子どもがかわいそうだと言われていました。それは 個人差がありますが、大半の子どもは嫌なら離れていくので、大人になってまで 嫌々エホバの証人をさせられていることは 稀です。10代後半ー高校生になって集会に来ている子たちは エホバの証人を自ら選んでいると 私は接していて感じました。ただ 何が何かわからないまま 親についていかされる年齢のころは

家庭によっては 苦行を強いられた子どもさんもいると思います。

幼いころは 集会で 静かに話を聞くという “試練”?があって…集会は 週に二回あって 一回は二時間です。(今はzoomなので 自宅で参加なので 少し楽でしょう。)

集会は王国会館であるので、自分たちが所属する区域の王国会館に自転車で20分~30分かけて行きます。週のうち一回は夜ですし、(大抵7時から9時です。)雨の日も 冬寒い時も 大変だと思います。私は 自分が聖書を学んですぐに 夫が一緒に集会に行くと言ってくれたので、子どもが生まれてからも 集会には 車で行くのが日常でした。ですが、家族で自家用車で集会に出席できる人は少なくて、というのも 家に聖書の普及活動に来たエホバの証人と聖書を学んで集会に来るのは、たいてい妻だからです。

宗教を危惧するご主人の監視の目を潜り抜けて 奥さんが子どもを連れて自転車で集会に出席します。集会に出席するまでが 大変だと思います。自転車で 寒いし暑いし 暗くなるし 眠いし。日曜の朝だと 子ども番組の定番も見れないし…。

 

そして、集会中 椅子にじっと座らされます。未就学児では 二時間黙って座るのは 大変だと思います。話したくなったり、ごそごそしたり…うるさくすると “むち”をしろと エホバの証人の先輩姉妹ー司会者の姉妹から(エホバの証人は聖書を教えてくれる人を司会者と呼びます。)“むち”をしてくるように 促されたりします。

この “むち”というのは、聖書の箴言22:15にでてくる  

『愚かさが少年の心につながれている。懲らしめのむち棒がそれを彼から遠くに引き離す。』という むち棒のことです。

この聖句を根拠に エホバの証人の中で 体罰は必要だと 長く教えられています。

ただ、私が学んだ頃の 目ざめよという エホバの証人の雑誌にも “懲らしめのむち棒とは あらゆる形の懲らしめを含み 多くの場合 体罰である必要は無い”と この聖句の意味が詳しく説明されていました。(興味がある方は エホバの証人のサイトに行かれて 目ざめよ92年9月8日号を ご覧ください。) 私は その記事を読んでいましたし、聖書自体は いいことがたくさん書かれている本だと思っていたので、やみくもにむちをふるうお母さんたちが多いのが 不思議でした。

私は 集会中 子どもの集中力が持たないなら 夫と交代で 王国会館の部屋の外に 連れ出して気分転換したり、夫自身 2時間も話し聞くの辛いなあなんて 言う人でしたから、余り子どもに無理させた記憶は無くて、ただ 字は早く読めるようになりました。聖書も雑誌もフリガナを振りましたし、子どもが余り疲れるようなら もう 帰ってもいいくらいの 肩の力が抜けた エホバの証人だった気がします。

ただ、我が家は 異端でした。

だって 皆さん、必死で 命かけて 一回一回の集会が 生命線で。

一回集会抜かすと もう 楽園は行けないよ。死ぬよ。ハルマゲドンはもう 明日にも来るよ。そしたら、軍服きた兵士が 床下に隠れて集会してるエホバの証人を捕まえに来るんだ。そんな DVDを 繰り返し見せられているので、本当に必死なんです。

でも、うちの子どもの 幼い頃は 今しかなくて、ハルマゲドンはすぐ来るんだろうけれど、大人になるためには きちんと 道徳も必要だけれど 学校教育も必要だと思っていたので、普通の生活を普通にしながら、社会の一員として責任を果たしつつ、終わりまでクリスチャンでいれたらいいなあーが うちの夫婦の子育て目標だったんです。

今 エホバの証人のお母さんに集会に無理に連れていかれて 嫌だと思っているお子さんがいたら、先ずゆっくり お母さんと話せたらいいなあと思います。

まあ ただ エホバの証人は 本当に 過激派が多くて…どんな組織にも、信条や戒律があって、それを行動の指針にしたい人が集まるんですが、どの程度当て嵌めていくかは 個々各々違ってきます。エホバの証人は 過激派が多い集団のような気がします。

聖書自体は この事物の体制が 21世紀初頭に終わる、その終わる時に起こるハルマゲドンという神様の戦争の後、神様に従うエホバの証人だけが助かるとは 書いていない。

でも、ものみの塔聖書冊子協会ーエホバの証人の本部名称ーは、そう 理解することができると 断言して、ハルマゲドンを生き残りたければ 今 エホバの証人として 頑張りなさい、と ハッパをかける。  

“今、あなたの家が燃えています。火事です。逃げるでしょう。火事の中 普通に生活したいなんて思わないでしょう。今 緊急に行動しなさい。”と 考える間を与えず、集会と聖書の普及活動と仲間との交わりにだけ時間を使わそうとする。

我が家は 夫と一緒に学んだ事を振り返れたので、まだ冷静に聖書の良い点だけを学べたと思うので、被害は少なかったのです。

10年ほど前に 小学5年生のお嬢さんが 集会に来るのは嫌だと言いました。次の集会に無理矢理連れてこられて 集会の後 長老に 集会に来ないとハルマゲドンで死ぬんだよと言われました。(30分くらい色々説得され繰り返し命がかかっていると言われたのです。)

 

我が家の場合は 幼いころから 宗教は個人的なものだから自分で決めていいんだと話していましたし、自分で自分の気持ちを親にはっきりと言える年齢になるまでは、こちらから聞き出さないとと思っていました。

無理強いはしないと 決めていました。

それでも 人間の感情は一枚では無いので、こどもが自分でも意識していない蓋をしている部分で 我慢していたり あきらめている部分はあったと思います。

子どもが辞めたいと言ってくれた時は、夫も私もそれぞれが いい加減この組織の怖さについていけなくなっていたので、家族の総意で エホバの証人から離れることができて 本当に良かった。